琉球古典音楽と沖縄民謡の違いは?

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ハイサイ!!
おはようございます^^
 
全くの未経験者でも
たったの3時間で三線が弾けるようになる三線教室の
聖です。
 
 
三線を習っている人には常識でも、
まだの人には非常識なことって
たくさんありますよね。
 
そんな内容をできるだけわかりやすく
解説していけたらいいな♪
 
 
【琉球古典音楽と沖縄民謡の違いって何?】
 
 
あ、その単語は聞いたことある。
でも、「じゃあこの曲はどちら?」と
聞かれると、
どちらに属するのかわからない💦
そういう方、結構いらっしゃいますよね。
 
実は、三線を習い始める方の9割が、
この違いを知らずに入門されます。
今回はその違いについてです。
 
 
1.琉球古典音楽

話は、沖縄がまだ「琉球」という
一つの国だった頃まで遡ります。
琉球は中国や日本と
国同士のお付き合いをしていました。
各国からお偉いさんなどが派遣されると、
彼らを接待しなくてはなりません。
その宴などで披露されていた宮廷音楽。
これらの曲が琉球古典音楽となります。
 
かぎやで風節、恩納節、こてい節、
作田節などなど。
 
「あーうー」と表現される方もいるくらい、
一つの音をやたらと伸ばして歌います(笑)
感情を込めずに、
淡々と歌うのも特徴ですね。
 
②沖縄民謡
 
さて、音楽というものは、
別に国王や役人だけのものでは
ありません。
時を同じくして、
一般庶民が歌っていた曲もあります。
早弾きの曲、教訓歌、童歌など、
いつの時代にもたくさんの歌が
作られました。
この一般庶民側で発生した曲が
沖縄民謡になります。
 
エイサーで使われる海ヤカラ、
テンヨー節、唐舟ドーイを始め、
てぃんさぐぬ花などの教訓歌、
赤田首里殿内、ちんぬくじゅうしーなどの
童歌があります。
 
いわゆる情歌のように、
思い切り感情を込めて歌う曲が
沢山あります。
 
【まとめ】
琉球古典音楽は、琉球王国時代の宮廷音楽。
ゆっくり演奏され、
「あーうーあーうー」と一つの音を伸ばす。
感情を込めずに淡々と歌う。

沖縄民謡は、一般庶民の音楽。
語るように歌い、早弾きもある。
感情を込めて歌う曲が多く、
何と歌っているか聞き取りやす(笑)。
 
 
BEGINさんなど
最近のアーティストの作品は
沖縄民謡ではなく、
「沖縄ポップス」などと呼ばれることが
多いですね。