ハイサイ!!
こんにちは^^
全くの未経験者でも
たったの3時間で三線が弾けるようになる三線教室の
聖です。
三線を習っている人には常識でも、
まだの人には非常識なことって
たくさんありますよね。
そんな内容をできるだけわかりやすく
解説していけたらいいな♪
【琉歌(りゅうか)って何?】
日本には、昔から文学の世界で、
文字数を決めた定型詩の
文化がありますよね。
「五・七・五」の俳句や、
「五・七・五・七・七」の短歌が
それにあたります。
実は、沖縄にも
そのような定型詩があるんですよ^^
「八・八・八・六」の形式で、
「琉歌(りゅうか)」と言います。
どこかの電話番号みたいだな🤣🤣🤣
琉球古典音楽や沖縄民謡の大半の曲は、
この形式の歌詞で歌われます。
例えば「てぃんさぐぬ花」。
てぃ ん さ ぐ ぬ は な や
ち み さ ち に す み てぃ
う や ぬ ゆ し ぐ とぅ や
ち む に す み り
「鳳仙花の花は
爪先に染めて
親の言伝ては
心に染めなさい」
という意味の歌詞です。
昔ながらの沖縄音楽の歌詞は
ほとんどがこの琉歌形式になっている。
このことがどういう意味を持つか
わかりますか?
実は同じ曲で
歌詞を増やそうと思ったら、
別の曲の歌詞を持ってきて
替歌をすることが可能なのです。
例えば、「てぃんさぐぬ花」の歌詞を
「安波節」のメロディーや
「唐船ドーイ」のメロディーに乗せて
歌うことが可能ってことです。
参考までに、
動画もアップしておきますね✨
お祝い事の最後に、
必ずと言って良いほど踊られる
カチャーシー。
踊る側が盛り上がってくると、
なかなか歌を止めるタイミングが
訪れませんよね(笑)
三線地謡を担当する方々は、
そういった時に
自分の知っている色んな歌詞を
あっちこっちの曲から持ってきて
歌い続けてたりするんですね^^
【まとめ】
琉歌(りゅうか)とは、
琉球時代からある、
沖縄独特の「八・八・八・六」の定型詩。
琉球古典音楽や沖縄民謡の歌詞で
よく使われている形式の一つ。
たった30文字だけで表現される
琉球の文学の世界。
しかし、残念ながら現在では、
小中学校の国語や音楽の授業で
取り上げる内容の
対象外となってしまいました💦