ウマを立てる場所はどこ?

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ハイサイ!!
こんにちは^^
 
全くの未経験者でも
たったの3時間で三線が弾けるようになる三線教室の
聖です。
 
 
三線を習っている人には常識でも、
まだの人には非常識なことって
たくさんありますよね。
 
そんな内容をできるだけわかりやすく
解説していけたらいいな♪
 
 
【ウマを立てる場所はどこ?】
 
 
前回、三線の弾き終えた後に、
三線を外へ持ち出す時には
ウマを倒した方が良いと
お伝えしました。
 
ウマを倒したのであれば、
また次に三線を弾く時には
「ウマを立てる」作業が
発生しますよね。
 
今回は、そのウマを立てる場所についての
お話です。
 
 
世の中に沢山出ている
初心者用の教本によると、
「胴(ちーが)の下側から
 指三本または四本の位置に立てる」
とあります。
 
指の太い人は胴の下から三本、
細い人は四本の位置ということですが…
 
残念ながら、あなたの指が
太いか細いかの判断基準は
一切書かれてないんですね(笑)
 
そうなると、僕のような指の太い人が
下から半分くらいの位置に立てたり、
子供がかなり下側に立てたりします。
 
そうなると、同じ三線でも
三線を弾く人によって
勘所(つぃぶどぅくる)がずれることに
なってしまいます。
 
 
さて、少し難しい話になりますが、
楽器が音を出す仕組みは
全て物理現象として説明できます。
 
三線の場合、
・絃の張力
・歌口または勘所からウマまでの距離
で音の高さが決まります。
 
勘所とは、絃を指で押さえる
ポジションのこと。
 
この勘所がウマを立てる度に
毎回ずれてしまうことになると
正直、お稽古になりませんよね(笑)
 
なので、ウマは毎回同じ場所に
立てる必要があります。
 
 
では、何を基準に
ウマを立てる位置を決めたら
良いのでしょうか?
 
僕の教室では、
「胴の下から1/3の所に立てる」
と指導してます。
 
そうすると、大人も子供も
ほぼ同じ位置に立ててくれるんですね✨
 
もちろん、微妙なずれは発生しますが
本当に数ミリ程度の誤差。
 
三線を弾く分にはほとんど影響ありません。
 
 
【まとめ】
ウマを立てる位置は、
胴の下から1/3のところ。
 
なお、三線屋さんによっては、
下から1/4の位置と説明される
お店もあります。
 
その場合は、該当箇所に
ウマを立てる目印のシールを張り、
それに合わせた勘所シールを
棹の横に張った状態で
出荷されてますので、
参考にされると良いでしょう^^