三線の皮は、必ず本皮じゃなきゃダメなの?

Pocket

ハイサイ!!
おはようございます^^
 
全くの未経験者でも
たったの3時間で三線が弾けるようになる三線教室の
聖です。
 
 
三線を習っている人には常識でも、
まだの人には非常識なことって
たくさんありますよね。
 
そんな内容をできるだけわかりやすく
解説していけたらいいな♪
 
 
【本皮と人工皮の違いは何?】
 
 
以前、三線に張る皮として、
ハブではなくニシキヘビが使われると
お伝えしました。
 
これらの三線は「本皮張り」
と呼ばれます。
 
実は三線の皮には、
本物の蛇の皮以外にも
ナイロン等の化学繊維でできた生地を張る
「人工皮張り」や、
人工皮の上にさらに本皮を張る
「強化張り(または二重張り)」
があります。
 
それぞれの特徴としては
以下のようなものがあります。
 
■本皮張り
・音色が柔らかく澄んでいる
・舞台出演向け
・触ると鱗の感触がもろにある(笑)
・自然の模様なので、同じ柄が無い
・音質重視
・値段がピンキリだが、基本的に高い
 片面でピンが2万円ほど、
 キリが5千円ほどだった記憶あり
・湿気や乾燥に弱い
 
■人工皮
・音色が固く、物によっては
 金属音のようなキンキンした音を含む
・お稽古向け
・触っても鱗の感覚無し
・蛇柄模様が主流だったが、
 最近はキティちゃんやくまモンなど
 キャラ物もある
・デザイン重視
・著作権が絡むキャラ物でなければ
 安価で購入できる
・湿気や乾燥に強いどころか、
 雨などの水に濡れても大丈夫
 ただし、濡れたまま放置してしまうと
 接着剤が剥がれてくるかも。
  
■強化張り(または二重張り)
・内側が人工皮なので、
 やはりキンキンした金属音を含むが
 気持ちの分柔らかい音になる
・お稽古向け
・触ると鱗の感触がもろにある(笑)
・自然の模様なので、同じ柄が無い
・見た目重視
・使われる本皮は
 いわゆる「キリ」な部分が使われるので
 意外と安い
・湿気や乾燥で破れることはないが、
 湿気を含むと本皮の部分が
 ヨボヨボになって剥がれる恐れあり
 
参考までに、
手元にある本皮の三線(二枚目)と
人工皮の三線(三枚目)の
弾き比べをした動画(四枚目?)も
アップしておきますね✨
 
 
例えば海辺で弾くなら人工皮、
舞台出演で弾くなら本皮、
誰かへのお土産で購入するなら強化張り
といった具合に、
使う場面に応じた三線を
選ばれると良いでしょう
 
 
【まとめ】
三線の皮の種類は3種類。
 
それぞれに特徴があるので、
TPOに応じて使い分けましょう✨